米価暴落の緊急対策。TPP交渉参加やめ、農林漁業の再生を!
2014年12月11日 提言・論文
コメの価格の大暴落で、「来年やっていけない」「これでは大変だ」。つい先ほども、こういう声をお聞きしてまいりました。
安倍政権は、このコメの大暴落にまともな手を打とうともしていません。絶対に許せません。
しかも、やろうとしているのは、TPPへの参加、農協をつぶす、とんでもない政策です。
今こそ、この政治を転換していかなくてはなりません。
今度の選挙は、農業つぶしの暴走に厳しい審判を下す絶好のチャンスです!
米価暴落の緊急対策、TPPストップを願う一票は、日本共産党へ。
比例代表選挙は「日本共産党」と政党名で投票して下さい。
安倍政治とキッパリ対決する日本共産党の議席を実現し、TPPストップ、北陸信越地域の豊かな農業を守り再生させましょう。力を合わせて頑張ります!
米価を暴落させ、農家をつぶす 安倍政権 こんな農政でいいのでしょうか(PDF)
→ http://www.jcp.or.jp/web_download/bira/2014_1/pdf_5/201411-nougyou.pdf
今秋、岡谷市に向かう特急あずさからの車窓から、山あいに切り開かれた田畑を見て、あらためて素晴らしい営みだと実感しました。
今年の生産者米価の相場となる、農協が年内に支払う「概算金」の価格をみると、千葉県のコシヒカリが、1等米で60kg 9000円。
これは、前年を3000円も下回ります。
政府の調査でも、稲作農家が他産業並みの労賃を得て米作りをするには、60kg 1万6000円が必要だとされています。
今年はまさにコストの半分。大打撃です!
安倍内閣は、輸入米を増やす環太平洋連携協定(TPP)を前提に、国の需給調整責任を放棄し農家に“自己責任”を迫っています。
2018年産から国による米の生産調整を廃止することになっており、生産調整を達成した農家への交付金も今年から半減(10a1万5000円→7500円)です。
このため、米の消費減や豊作のなかで過剰在庫が生まれやすくなっているのです。
実際、今年の米価暴落は、JA全農(全国農協連合会)や米卸売業者が13年産米を“投げ売り”したことが直接の原因と指摘されていますが、根本にあるのは、安倍政権の農業政策なのです(怒)!
農家の「所得倍増」を言いながら、実際には「所得半減」させる政策を行っていることに心から怒りを覚えます!!
農民連は、9月18日、「米つくって、飯食えね」と政府交渉を行いました。
日本共産党は、24日、国会議員団が米価暴落対策を求める申し入れを行いました。
ただちに対策を打つべきです!!
作成者 : fujino