「消費税にたよらない別の道がある」!
2014年12月11日 提言・論文
安倍政権は、消費税の大増税で増税不況をまきおこしました。そしてアベノミクスで格差を広げています。
多くの国民は、物価があがって、本当に暮らしが大変になっています。
しかも一年半後には必ず増税すると言うんです。安倍さんはよく「この道しかない」といいますが、この道の先には、さらなる増税不況と格差の拡大が待っているんじゃないでしょうか。
こんな庶民いじめの政治、今度の選挙で転換してまいりましょう。
安倍さんはまた、野党はアベノミクスに反対するけれども対案を示さないじゃないか、こんなことも言っています。とんでもない話です。
日本共産党は、消費税に頼らない別の道、しっかり示しています。
→ http://www.jcp.or.jp/web_policy/2014/11/post-624.html
私自身、党の政策委員の一人として、この対案を直接作った人間なんです。安倍さんのあの発言、絶対に見過ごすことは出来ません。
●税金のムダ使い しっかりただす!
少しだけ紹介しますと、まずは税金のムダ使い、しっかりただしていきます。
まだまだ大型公共事業や、海外で武力行使するための5兆円にのぼる軍事費に、全然メスが入っていません。こういうものにメスを入れれば、社会保障や子育て、農業を支える予算が出てきます。
政党助成金は、この20年近くで日本共産党以外の政党に6000億円以上もバラまかれてきました。身を切るというなら、政党助成金こそ真っ先に削るべきです!(詳しくは次回で)
●税収が増える改革も提案ーー大企業は応分の負担を
私たちは、税収が増える改革も提案しています。
たとえば、税金の集め方にメスを入れる。というのも、日本の税金の集め方は、とてもおかしいんです。
お金のない庶民からは消費税でふんだくっておいて、大儲けしている大企業やアベノミクスの株高で大儲けした株主からは、まともに税金とっていない。税金が足りなくなるのは当たり前ではないでしょうか。
税金は力に応じてしっかり納めてもらえば、集まってくるんです。
たとえばトヨタ自動車は、この5年間、一円も税金を国に納めていなかった。今年5月に社長さんが認めたんです。その時社長さんは、「私たちも心苦しかった」と言っているんです。心苦しいなら払ってもらえばいいんじゃないでしょうか。
いろいろ税制を優遇させて、大企業を甘やかすことはない。
しっかり力に応じて、儲けに応じて納めてもらえば、消費税に頼らない、別の道、しっかり切り開けるんです。どうかこの道をご一緒に切り開いていきましょう。
作成者 : fujino