「戦争する国づくり」は時代逆行。憲法9条生かした平和外交こそ。
2014年12月11日 提言・論文
平和と民主主義の問題も大事な争点になっています。
安倍さんは、先日、「集団的自衛権」行使を容認する閣議決定を行いました。
今度は法律を変えようとしています。選挙の後の国会で、「集団的自衛権」を具体化する法案を何本も通そうとしている。
ですから今度の選挙で選ばれる国会議員は、お子さんやお孫さんに、大変重い責任を負うことになります。
そもそも日本のこれからの外交に、「集団的自衛権」なるものが必要なんでしょうか。
「自衛と書いているから、必要なんじゃないの?」 こう思ったら大間違いです。
日本の自衛のための行動なら、今の憲法のもとでも十分出来る。これはずーっと自民党の皆さんが説明してきた。国会で「今の憲法のもとでも出来る」と言ってきたんです。わざわざ個別的自衛権という名前までつけていました。
では、なんで同じ自民党の安倍さんは、憲法を変えようとしているのか。それは結局、自衛と関係ないからです。
日本の自衛と関係のない、海外に出て行って、アメリカと一緒に武力行使がしたい。だから今までの解釈を変えようとしている。だから名前も個別的じゃなくて「集団的自衛権」という言い方をしているわけです。
結局、集団的自衛権というのは、戦争する国づくり、そのものです。
しかし皆さん、いま世界の国のなかで、日本に外に出てきて武力行使してくれ、こんなこといってくる国があるでしょうか。アメリカぐらいのものだと思います。
しかし、そのアメリカも、この10年以上にわたって、イラクやアフガニスタンで、テロとの戦争やってきました。
しかし、問題解決しているでしょうか。最近は、軍人でもないお医者さんやジャーナリストが捕まって大変な犠牲にあっている。むしろ泥沼化しています。
みなさん、いま世界は、紛争や揉め事があっても、力で抑え込むとか、軍事力でねじふせる、こういうやり方では、本当の解決につながらない、そういう時代になっているのではないでしょうか。
外交の力こそ求められています。
日本国憲法9条こそ、これからの日本の外交に必要なんです。
私たち日本共産党は、この憲9条をいかした外交をアジアでやってきましたし、これからも広げていきます。
そして日本共産党は、党をつくって今年で92年。あの戦前の侵略戦争のときに命をかけて反対した、ただ一つの政党です。
いま安倍政権が「戦争する国づくり」を進める、まさに戦後の政治史にとって、大変、歴史的な選挙となりました。
この選挙で日本共産党を大きくしていただくことが、まさに安倍政権の「戦争する国づくり」にたいする一番の反撃になります。どうか、皆さんのお力添え、日本共産党にお寄せ下さい。
「戦争する国づくり」NOの一票は「日本共産党」へ。どうぞよろしくお願いいたします。
作成者 : fujino