先日5月21日、朝ドラ「虎に翼」を見ていたら、雑誌『改造』の細川嘉六論文が出てきて、思わず「おっ!」と声を上げました。
細川嘉六は、富山県泊町(現朝日町)出身の政治学者。『改造』(1942年8、9月号)に寄稿した論文が「共産主義の宣伝」だとされ、逮捕・投獄されます。
これに先立つ1942年7月、細川は郷里の富山県泊町の旅館「紋左」に、友人たちを招いて宿泊しました。
この紋左旅館で、細川嘉六らが撮った記念写真が、「共産党再建の謀議の証拠」とされ、のちに約90人が逮捕・起訴、4人が特高による拷問で命を奪われる戦前最大の冤罪事件、「横浜事件」となったのです。
実は、先日の5月10日、富山県で行動した時、その紋左旅館に宿泊しました(写真上)。
今も現役の宿。大冤罪事件の舞台になったとは思えない落ち着いた雰囲気でした。
地元の方から、「細川嘉六の墓もすぐ近くにあるよ」と教えていただき、翌朝、泉野和之衆院富山2区予定候補と参拝(写真下)。
いつか紋左旅館や細川嘉六のことを紹介したいなぁと思っていたところ、朝ドラで出てきたのでビックリ。改めてご紹介させていただきます♪