2015年2月11日
コラム
衆議院議員になって三ヶ月が経とうとしています。通常国会も始まり、初質問に向けて準備を加速しているところです。初質問では、原発の問題をとりあげるつもりです。日本で一番原発が集中する北陸信越ブロックから、十一年ぶりに衆議院議員を生み出していただいたわけですから、「原発はいらない」という北陸信越の皆さんの声をまっすぐ国会に届けたいと思っています。
この間、調査などで鹿児島県と福島県を訪れる機会がありました。鹿児島では、再稼働の「突破口」にされようとしている川内原発がある薩摩川内市に行ってきました。火山噴火、活断層、避難計画、核のゴミ・・・どの問題でも、まともな説明もなく「再稼働ありき」で強引に再稼働しようとしている国や県、九州電力に対して、住民の間に新たな怒りが広がっていることを実感してきました。
福島では、営業損害への賠償や除染の打ち切りがねらわれています。原発再稼働の環境づくりとして、「事故も被害も終わった」という方向への既成事実化がすすめられているのです。お話を伺ったJAや商工会連合会などの皆さんからも強い怒りの声が寄せられました。
安倍政権は、原発の再稼働と福島の切り捨てを一体で進めようとしています。心の底から怒りをおぼえます。今必要なことは再稼働ではなく、原発事故の収束、被害者の救済です。そのために全力を尽くします。