2015年11月4日
コラム
この間、「戦争法廃止・国民連合政府」の提案をもって、いろいろな政治家・団体・個人と対話しています。先日は、電気情報ユニオンの委員長と懇談しました。「いまや戦争はハイテク兵器の時代。電機労働者抜きに戦争はできない。今度の戦争法で電機労働者が戦争に駆り出される危険性がいっそう高まった」と怒りの声。その通りです。民間人が戦争に駆り出される危険性もさらにリアルに暴露していきたいと思いました。
面白かったのは、ある県での労働組合幹部との対話です。その方は、私が「共産党の衆議院議員です」とあいさつするなり、「あの提案はないよね」と冷たく言い放ちました。どうなることかと思いましたが対話は続き、「歴史的ないきさつがある」、「政策の違いもある」などの意見が寄せられました。しかし、話していくうちにだんだんと雰囲気が和やかになり、最後にはその方が「いやあ、共産党の人たちは、実際に会ってみると、みんないい人なんだよなあ」と言いました。はじめは冷たくこわばっていたその方の顔つきが、最後にはずいぶん柔らかくなっていたのが印象的でした。
「共産党アレルギー」は、まだ国民の中に残っています。しかし、実際に会って、面と向かって話すことでイメージが変わることもあるのではないでしょうか。こちらから足を運び、相手の思いを聞き、私たちの本気度を知ってもらう。各地でこうした努力を重ねることが新しい共同の力になると感じています。