『義経伝説と為朝伝説 日本史の北と南』(原田信男著)。移動中の新幹線内で読了しました。
源義経は北海道に、為朝は沖縄に、英雄伝説が多く残っています。なぜか?
この本は、当時の経済状況や政治状況、国際情勢などを丁寧に踏まえながら、義経・為朝伝説の生成、定着過程が、中央政府が北と南で支配を確立していく過程と驚くほどシンクロしていると指摘。
義経=ジンギスカン伝説についても、様々な資料を調べて、満州侵攻との関係があると述べています。
いまの政治ともシンクロします。沖縄での闘いに思いを馳せつつ一気に読みました。