2014年7月19日
活動日誌
今日は、金融の専門家の勉強会に参加しました。
昨年来、「東京を国際的な金融センターにしよう」という動きが、金融業界中心に強まっています。
これは、アベノミクスとオリンピックを「追い風」にして、金融業界が20年来の”野望”を実現しようとしているものです。
普通の国民にとっては、むしろ有害です。
勉強会では、この「東京国際金融センター構想」の問題点がいくつも指摘されました。
①1990年代初頭のバブル崩壊と「失われた20年」への反省・検証が欠落している。
②金融ビックバン(96年~2001年)の反省・検証が欠落している。
③小泉「構造改革」、新自由主義的経済路線への反省・検証が欠落している。
④アメリカ型の「投資銀行ビジネス・モデル」への反省・検証が欠落している。
⑤アベノミクスの問題点への検証がなく、楽観的期待に基づいている。
⑥グローバル化のもとで、あるべき経済・金融政策の構想が欠落している。
これらのほかにも、いろいろな問題が指摘されました。
東京だけの問題ではなく、安倍政権がすすめる経済政策(国家戦略特区など)とも絡む問題です。
これからも分析を深めたいと思います。