2013年12月2日 活動日誌
少し前ですが、11月25日放送のNHKクローズアップ現代「このままでは“もったいない” ~動き出した食品ロス対策~」が面白かったです。
日本では、生産されながらも消費者の元に届かず捨てられてしまう「食品ロス」は年間500万~800万トンに達するとのこと(農水省資料↓)。
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/pdf/syokuhinhaikifuro22.pdf
日本のコメの収穫量が約850万トン(2012年)。
これに匹敵する量が、毎年捨てられていることになります。
世界でも、農業生産から消費に至るフードサプライチェーンの中で、世界の生産量の3分の1にあたる13億トンが、毎年廃棄されています!(国連食糧農業機関(FAO)、2011年『世界の食料ロスと食料廃棄に関する調査研究報告書』)
これは何とかしなければなりません!
なぜ「食品ロス」が起こるのか?
新鮮なものを求めすぎる消費者の「要求」も問題ですが、番組では「3分の1ルール」という商慣習に焦点をあてていました。
「3分の1ルール」とは、賞味期限までの期間を「メーカー・卸」「小売り」「消費者」という流通過程で3等分し、それぞれの期間内に各流通段階を通過しなかった在庫商品はその時点で「ロス」として取り扱う商慣習です(↓)。
これによって、賞味期限までに充分猶予があっても、大量の「食品ロス」が発生しているのです。
「食品ロス」をどう減らすか? 新たなビジネスチャンスとして取り組みの強化を! はコメントを受け付けていません。
作成者 : fujino