2024年8月28日
北陸信越での活動 活動日誌 災害
ここは約30戸のうち20戸が解体。すでにいくつか工事が始まっていた。
「唐川集落はどうなるのか?」という強い危機感があるとのこと。
町から7月31日までに回答を求めるアンケートが来たが、「穴水駅前をどうするか?」など一般的な質問ばかりで肝心の「唐川をどうしたいか?」という質問項目はなし。
そもそも、唐川をどうするかについて、みんな不安を感じてはいても、集まって話し合う機会も余裕もなかったとのこと。
この町のやり方では、被災者の悩みはつかめないと実感。
下唐川は、能登野菜17種の一つに選ばれている「唐川菜」(からこな)の産地。このお宅は、震災後、その唐川菜の商品をつくる作業場になったとのこと。
「地震でそれどころじゃない、という人もいたが、今年やめたら次はできんぞ、という人もいるし、唐川菜の仕事が動き出したら、ここの人たちも少しは元気になるかもしれんし。」という言葉が胸に刺さりました。