2015年6月10日
国会での活動 国会質問・討論(準備中) 活動日誌
今日の経産委員会で原発と避難の問題を質問しました。
福島の原発事故で、医療や介護の関係者は”患者のために施設に残るか、家族のために避難するか”という厳しい選択を迫られました。
ある職員は息子達から「もう病院に行かないで」と言われ避難を選んだそうです。別の職員は娘さんから「死んでもいいからお母さんと一緒にいたい」と言われ、娘とともに施設に寝泊まりしました。
どちらも、患者や同僚に申し訳ない、娘の命を危険にさらして申し訳ないと、今でも深く後悔しているそうです。
政府は5キロ圏外について「屋内退避」という方針を決めていますが、屋内退避はこうした悲劇が避けて通れません。というより、原発事故そのものがこうした悲劇を生むのです。
政府にこの「去るも地獄・残るも地獄」という倫理的な問題を考慮したかと質問しましたが、まともな答弁はありませんでした。
屋内退避の方針を決めながら、屋内退避を支える現場の職員にとって「去るも地獄残るも地獄」という心の問題は誰も検討していないのです!
こんな状態で再稼働など絶対に許せないし、原発そのものをなくさなければならないという思いを強くしました!