石川県羽咋市
今日午前中は石川県羽咋市。能登地域の党地方議員や党員の皆さんから実情を聞きました。
内灘町では今も2ヶ所の避難所に50人以上が避難。200世帯で断水が続き、トイレも使えない状態が続いています。全壊102、半壊475、一部損壊844。しかし、液状化で傾いて住めないのに「一部損壊」のお宅も。再申請したら「半壊」に。
また、北川えつ子町議や住民が繰り返し町に求めた結果、最近になって、建物とは別に宅地の危険度判定も行われるようになったとのこと。液状化は今も進行しており、「道路のヒビが広がっている。怖い」という声が寄せられています。
津幡町では、塩谷町議が、避難所にいる方々に聞き取り調査。その中で、様々な要望を聞いて行政に届けています。奥能登からの避難者もいて、相談に乗っているそうです。
かほく市では、高橋市議が支部の皆さんと2回3回と聞き取り。ブロック塀の撤去を家と一体でやるのは難しいケースがあると市の担当者が言っているが、重たいブロック塀を個人やボランティアで片付けるのは無理。行政がやるべきだと市議会でも求めたそうです。かほく市にも奥能登からの避難者がいるのですが、みなし仮設に住んでいる方も多く、どう支援を行き渡らせるかが課題となっています。高齢の避難者も多く、「支援物資を取りに来てくれ」では届かない、との市議の指摘はその通りだと思いました。
志賀町の中谷松助町議は、これまで3回、町民の声を聞き取って町に改善を求めて来ました。最近では、集落ごとに住民がお金を出し合って作った簡易水道が壊れて、修理に300万円かかる。町の支援を求めました。今は町側は消極的ですが、水道の整備は本来町の責任であり、引き続き求めていくとのこと。
内灘町も津幡町もかほく市も、大きな被害が生まれていますが、県の義援金の支援対象(能登地域6市町=七尾市、輪島市、珠洲市、志賀町、穴水町、能登町)から外されています。「同じような被害なのに、なぜ差別するのか?」という声が住民から多数寄せられています。
もう一つ共通して出されたのは、「今後の見通しを示してほしい」という声。仮設住宅やみなし仮設はいずれも2年と言われている。その後をどうするのか?「個人で考えるにしても、復興の見通しが立たないと、仕事や暮らしの段取りもつけられない」との声が相次ぎました。
わが党の地方議員の皆さんが、自ら被災しながらも、本当に骨身を惜しまず、被災者の支援に取り組んできたことを御本人からお聞きすることができました。まさに「苦難あるところ共産党あり」。いくら光を当てても当て過ぎということはありません。この姿勢に学んで私も頑張ります!
作成者 : fujinoyasufumi