ベトナムから5人の技能実習生を受け入れている農家で実状を聞きました
今日は長野県南牧村。
ベトナムから5人の技能実習生を受け入れている農家で実状を聞きました。
ブローカーがコンビニやスーパーで引き抜きのため実習生に声をかけてくるから、雇い主が車で実習生の買い物の送り迎えをするという話。
甘い話に乗って京都に行ったが逆に賃金が下がった若者もいたとのことです。
日々の買い物にも、緊張する時があるという話に驚きました。
野菜農家に続いて酪農家へ。
片桐村議、菊池元村長、今井ブロック所長、地元支部の方が同行。
ここでは雇い主さんだけでなく、2人の実習生から直接話を聞き、部屋も見せてもらいました。
2人ともフィリピンから。女性は子どもを母国の親に預けて日本へ来ているとのことでした。
「国会で新しい受け入れ制度の議論をしている。
何か言いたいことはありませんか?」と聞くと、「あるけど日本国でうまく言えない」。
もどかしそうな表情が忘れられません。
かなり機械化も進んだ酪農家でした。「酪農を学ぶことは楽しい」という言葉がうれしかったです。(写真了解)
最後は野辺山事業協同組合の三石辰彦代表理事から話を聞きました。
2005年からフィリピンの技能実習生の受け入れを開始し、今年は193名を監理。
三石さん自らフィリピンに何度も行き、信頼関係を作っているとのこと。現行制度の矛盾や新法案の問題点、フィリピンの実状など色々聞くことができました。今後の論戦に活かしたいと思います!
タグ : TPP・農林漁業 作成者 : fujinoyasufumi