2011年12月14日
古い提言・論文 活動日誌
11月11日、上原修一敦賀市議、山本貴美子敦賀市議らとご一緒に、福井県の「もんじゅ」(日本原子力研究開発機構の高速増殖原子炉)を視察しました(右が視察の様子)。
まず見せられたのが、「もんじゅ」のPRビデオ。「地震があっても大丈夫」と繰り返す内容。おかしいなと思って「このビデオ、いつ作ったんですか?」と聞くと、「東日本大震災のだいぶ前」との答え。あれだけの原発事故を受けて、何も手を加えずに放映しているセンスに驚きました。
その後の担当者の説明も「安全です」のオンパレード。「福島原発事故を受けて、対策をとりました」という言葉が繰り返されましたが、福島原発事故の全容はまだ闇の中。「事故を受けて」などといえる段階ではないことは政府も認めています。
にもかかわらず、「もんじゅ」の現場では「安全神話」が”再生産”されていました。原発推進勢力は福島原発事故から学ぶのではなく、安全神話の”再生産”のために利用しているのではないか、という思いが強くなりました。