8/3 富山市南栃市の利賀ダム工事現場を視察
今日は富山県南砺市。利賀ダム工事現場を視察。坂本ひろし衆院3区予定候補、中島満南砺市議にご説明いただきました。
利賀ダム建設計画は、2009年の民主党政権時代に一旦凍結されましたが、自民党政権になって復活。
93年から2020年の間に総事業費は900億円から1640億円に増加。
注目すべきは、それら事業費のうち「地滑り対策費」が突出しており、当初予算の10億円から383億円へと激増していること。
つまり、総事業費は約2倍化なのに対して、地滑り対策費は約40倍になっていることです。
今日の視察でも、過去の地滑り箇所（巨大な防土壁）など関連箇所を見ました。
これらの中には「豆谷」という地域がありました。「ズッタリ」「ズッタン」と読むそうです。これは過去に地面が＂ズッ”と落ちて”谷＂になったから。また「貝食」（かいばみ）と読む地域もありますが、ここは＂貝の殻で地面をえぐったような場所＂という意味。地滑り頻発地帯であることが地名にも反映しています。
この地滑りの危険性について、2010年代から、市議会や県議会で繰り返し警鐘を鳴らしてきたのが日本共産党です。
科学的知見を踏まえて、住民とともに声を上げることの重要性を感じました。
仮に事業そのものは止められなくても、その時々に粘り強く言うべきことを言うことが事業内容にも影響与えることを痛感。今後の公共事業を見る眼が豊かになった思いです。
