2024年2月4日
北陸信越での活動 活動日誌 災害
今日は、能登半島へ。地震で5000棟超える建物被害や津波被害を受けた能登町を中心に、佐藤正幸石川県議とともに調査と支援に取り組みました。
道路の状況は、深刻な陥没箇所がそこかしこに残されていますが、通れないわけではなく、全体としてはかなり改善されていました。道の駅のトイレは未だに使えませんが、敷地内に仮設トイレが設置され、男女別々の張り紙もされていました。
能登町の自宅で避難生活を送るIさんに、「1ヶ月経ちましたが、いま何がお困りですか?」とお聞きすると、「この区域は水も電気も通ったので何とかやっている。ただ、大きな余震が来たら家がつぶれると思うと不安がものすごくある」とおっしゃいました。
また、「近所の人と連絡をする間もなく、避難所へ散り散りになってしまった。喜んで避難する人はいない。悩みに悩んで、子どもの所に避難した人もいる。避難先で穏やかに暮らせるかも分からない。みんな表には出さないけれど、苦しい胸の内が続いていると思う」と語りました。胸が痛みます。
高齢化と過疎化が進む奥能登共通の課題。政治の役割が問われていると強く感じました。