衆議院経産委員会のメンバーで、欧州の原発関連施設を視察しました(8月5日から15日)。
まずはドイツ北部のグライフスバルト原発を視察しました。
原発6基の同時廃炉は世界最大級。解体・廃炉の技術面だけでなく地元雇用の確保、跡地への企業誘致の先進例として注目されている地域です。
同原発で色々と説明してくれた方が繰り返していたのが福島第一原発事故との違い。「ここでは外に出てはいけない物質は出ていない。福島では出てしまった。だから廃炉のやり方も違う。」
また、この方は、「欧州でも老朽原発の運転延長の動きがある。しかし危険。老朽原発は苛酷事故を想定して設計されていない。だから後から設備を付け足すやり方では絶対にカバーできない」と強調。日本にも当てはまる指摘であり、重要だと思いました。